オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は長らくかかわっている某ビオトープの活動でした。課題は、増えすぎた、ヒメガマの管理!駆除です。

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こちらが事前↑

こちらが事後↓

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 いつもより参加者も多く、かなり除去できましたが、根はまったくとりきれていません。折々個人的に駆除活動を続けたいと思います。放っておくと池が陸になってしまいます。もちろんヒメガマは在来種で、池がこうした植物に覆われて陸化するというのは自然の遷移であるわけです。しかしながら、ここは生物多様性保全を目的としているものですので、常に生物多様性が高い状態を維持するために、またいくつかの希少種の生息環境を維持するために、湿地帯としての遷移段階を時折「初期」にリセットする必要があるのです。こうした生物多様性保全のための「場づくり」は、特に湿地帯においては、どういう状態を目標にするのかという合意を形成しておくのは重要です。手を入れないことが必ずしも良い結果を招かないということは、よく知っておく必要があります。もちろんあえてヒメガマが繁茂した状態の池を維持することがベストという場合もありうるわけです。ただし、ここではそうではないということです。

水生のゴキブリ

サツマゴキブリという昆虫をご存じでしょうか。

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国内では関東地方以西の本州、四国、九州、南西諸島などから記録されていますが、主な分布域は九州南部以南というゴキブリの一種です。特に南西諸島では普通にみられます。成虫にも翅はなく、前胸側部には黄色い縁取り模様があり、かわいらしい種です(写真は徳之島でみかけた個体)。ゴキブリというと身近な害虫No.1で許せないという意見が殺到すること間違いなしですが、本種は主に野外性で、大した害はありません。嫌わないでください。

このサツマゴキブリについて、私は、幼少時から並々ならぬ関心を持っていました。それはなぜかというと、幼少時から愛読していた「小学館の学習百科図鑑 昆虫の図鑑」に、「幼虫は水生」との一文があったからです。

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1980年出版の私の愛読書↑

ご存じの通り、私にとって生物は水生か否か、というのが非常に大きな境界線であり、水生のゴキブリがいる!ということを知った興奮は尋常なものではなく、いつか見てみたいとずっと願ってきた昆虫の一つになったのでありました。その後色々な図鑑を読み、国内にはマダラゴキブリという、これまた幼虫が水生という種がいるということを知り、もちろんそれも出会いたい昆虫の一つとなりましたが、やはりサツマゴキブリは特別な存在のままでした。

それから10数年。念願かなって、大学生の時に与那国島ではじめてサツマゴキブリの成虫を見つけた時、思わず捕獲してしまったのはやむを得ないことであります。その個体は福岡に大事に持ち帰り、自宅で飼育をしたのでした。プラケースにはミズゴケをいれて、厚紙で隠れ場所をつくりました。しばらくするとその個体は子供を産みました(この仲間は体内で卵を保持し孵化した仔虫を産みます)。サツマゴキブリの幼虫が得られたわけです。当然のごとく、私は、幼少時から思い描いていた実験を開始しました。そうです、「幼虫は水生」、その一文を確認するときが来ました。ミズゴケに掴まっている幼虫を水をいれたプラケースに沈めると、幼虫は何の抵抗もなく沈み、水中をすたすたと歩いたのでした。その時の興奮と感動は筆舌に尽くし難いものでした。

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さて、例えば北隆館の原色昆虫大圖鑑第3巻(1965年)には「幼虫は水辺をよく好みよく水中に入る」の一文があります。

 

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さらに聖典として名高い学研プラスの日本産直翅類標準図鑑(2016年)には「わき水の水たまり、側溝などに数頭でひそんでいる」の一文があります。

 

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またゴキブリ類の専門家として名高い朝比奈正二郎博士もサツマゴキブリについて「幼虫は水辺を好みときに水中に入る」と記しています(朝比奈,1991)。

これらの図鑑類の記載、そして自らの実験結果に基づいて、私は長らくサツマゴキブリの幼虫は水生であると信じていました。

 

ところがです・・・

数日前にルリゴキブリ類の新種が記載されたというニュースが出たのを見かけた方は少なくないと思います(例えば→リンク)。法政大学のプレスリリース→リンク

非常に素晴らしい研究成果で、ツイッター等ではちょっとしたゴキブリ祭りが開催されていました。私もその波に乗り、水生のゴキブリ、すなわち上記の記述や自らの経験に基づいてサツマゴキブリの幼虫が水生ということを話題にしたのでした。ところがそれに対して「サツマゴキブリの幼虫は水生ではないと思う」「見たことがない」という意見が多くみられたのでした。私は混乱しました。図鑑にも書いているし、水中を歩いたし、何かの間違いではないのか。

そんな折SeaMoon氏から重要な文献があることを教えてもらいました。それは青柳(2017)です。これは沖縄島周辺からマダラゴキブリの分布を報告した報文ですが、この中でマダラゴキブリとサツマゴキブリの幼虫はよく似ていること、そしてマダラゴキブリの幼虫は明らかに好水性であるけれども、サツマゴキブリについては「水辺でサツマゴキブリを見たことはなく、幼虫が好水性であるという記述には疑念を禁じ得ない」との一文があったのです!

私は混乱しました。そこで水生昆虫に詳しい神々にこの件を尋ねました。するとMINOSHIMA博士からある文献をご教示いただきました。それが高橋(1937)です。この論文はすごいものでした。サツマゴキブリの生態・生活史を詳細に観察・記録するとともに、半水生ゴキブリについて論じたものでした。そこにはものすごく重要なことが書いてありました。つまりサツマゴキブリは「(野外において)普通水中に入ることはない」「(飼育下において)自ら水中に入ることはない」そして「(サツマゴキブリが)半水棲とされたのは、他の種と混同されたに因ることは疑いない」との一文まであったのです!なんと!幾多の図鑑類で書かれていた「サツマゴキブリの幼虫は水生」という記述は1937年の時点で誤りであると指摘されていたのでした。

しかしここで重要なことを思い出しました。そう、大学生時代に私がした「実験」です。幼虫は確かに違和感なく水中を歩いていたはずです。夢だったのか・・そう思って再度、高橋(1937)を読むとこの点についても実は書いてありました。すなわち「(サツマゴキブリは)全く陸棲であるが、之を捕らえて水中に入れる時は次の如き動作を示す。木片、枯葉等に静止中の若虫を、その木片、枯葉と共に水中に投入する時は、若虫は、そのまま平然と水中に静止して居る」「水中に放たれたる時は、體の全部は水面下に入り、水面の直下を全肢を互に動かして泳ぐ」とあるのです。私の観察の通りです。ところがそれに続いて「水中には短時間生存し得るのみで、容易に溺死する」と・・・。そうです、私の実験はその前半はこの通りでした。でもその後までは観察していませんでした。水中を歩いた時点で満足して観察を打ち切りました。すぐに陸に上がったのでしょう。ここが大事だったのです。

高橋(1937)には「サツマゴキブリは陸棲であって、自ら水中に入ることはないが、之を水中に入れた時の動作は全く他の半水棲の種類と同様であって、本種の若虫は半水棲生活をなし得る可能性を持って居るものと見なければならない」ともあります。ただしここまで知れば明らかです。サツマゴキブリの幼虫は水生、というのは明らかに誤りです。図鑑類も古い記述をそのまま孫引きしていただけ、あるいはマダラゴキブリ幼虫の観察を誤記録していただけ、と考えることが普通です。

以上、私の中では結論は出ました。幼少時から40年弱、サツマゴキブリ幼虫は水生と信じていましたが、これは誤りでした。幼虫が水生なのはマダラゴキブリ類です。図鑑にしばしば書かれている「サツマゴキブリの幼虫は水生」という記述は、マダラゴキブリ類幼虫との取り違えである、という結論に達しました。大変重要な学びを得ました。1937年にすでに、完璧に、指摘されていたのです。丁寧な観察に基づく自然史の記載研究の価値は決して失われません。

ということで今後見かけたら捕まえて飼育し、再度確認してみたいと思います。それからマダラゴキブリ類の幼虫が水生であることは、これは間違いがありません。私も大隅半島や南西諸島の渓流でしばしば見かけています。完全に水中にいます。この種についてもきちんと飼育してみたくなってきました。渓流を模したアクアテラリウムでヤエヤママダラゴキブリ(実は日本最大のゴキブリです)を飼育したら素敵かもしれません。こうして湿地帯の泥沼に、私はまた、ずぶずぶと沈んでいくのでした。

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12月1日追記:上で話題にした新種ルリゴキブリ類の記載者であり、ゴキブリ飼育のプロであるShizumaさんからご教示いただいたのですが、マダラゴキブリはむしろ水をいれないで飼う方がうまく飼えるのだそうです。また、同じく飼育経験がある凄腕愛好家こぺんたさんによれば、水を入れて飼うのはものすごく難しいのだそうです。マダラゴキブリの幼虫が野外で水中から見つかることはこれは明らかで、いくつもの図鑑や文献にも書いてありますし、これについては私も経験があるわけですから、幼虫が好水性であることは間違いのないところです。それにもかかわらず飼育下では水をいれるとうまく飼えない、水をいれないほうがうまく飼えるという現象は非常に興味深いです。水生ゴキブリにはまだまだ秘密があるようです。誰か解明してください。

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参考文献

朝比奈正二郎(1991)日本産ゴキブリ類.中山書店.

朝比奈正二郎・石原 保・安松京三(1965)原色昆虫大圖鑑 第3巻.北隆館.

青柳 克(2017)沖縄諸島3島からマダラゴキブリ初記録、ならびに幼虫におけるサツマゴキブリとの識別点.月刊むし,553:42-43.

日本直翅類学会(編)(2016)日本産直翅類標準図鑑.学研プラス.

小学館(1980)小学館の学習百科図鑑 昆虫の図鑑.小学館

高橋良一(1937)サツマゴキブリの生活史、及び臺灣産半水棲ゴキブリ類の種名.むし,10:31-41.

 

最後になりますが、こんな疑問にお付き合いいただき、種々文献等ご教示いただいた皆様、本当にありがとうございました。

日記

昨日は今年発見した塩性湿地に調査に行っていました。色々と知見が蓄積しました。

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その塩性湿地に生息していたフレリトゲアメフラシ。初夏に行った時はまったくいませんでしたが、今回はものすごくたくさんいました。この湿地は海沿いにありますが、海とつながっていません。驚きです。高潮か何かが海から入ったような跡があったので、その時に幼生が入り込み、また、その後に雨が少なく塩分濃度が高く維持された結果、偶然成長できたとかだろうかと想像しました。なんにせよこれはかなりカッコいい湿地帯生物です。

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けっこう大きいし、青い斑点もものすごく鮮やかで美しく、おすすめ。

 

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今日は某希少種保全のための協議数件。年代・立場問わず、生物多様性保全が重要、外来種対策も必要という理解は進んでいるのは確かです。しかしもっと身近な問題としてとらえる人を増やしていく必要はあるし、間に合うのかという問題もあります。何をどうしたらよいものか。希望はあるのか、ないのか。私の業務の項目には、自然保護に関するあれこれ、という一文があるわけですので、やれることは無理をしてでもやりますが、いろいろと限界も見えてきます。

ということでカマツカです。カッコいいですね?

日記

本当は4月に予定していた某島での調査。某コロ助のせいで延期していたのですが色々と時世を見極めて急遽行ってきました。結果として目的のA種の追認はできませんでしたが、とりあえず現地の状況は確認できたので、はやく論文にしたいと思います。その他の目的のB種とC種は採れたので、その点は良かったです。

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ヤエヤマアオガエルです。ちょう久しぶりに見ました。かっこいいです。路上にいてひかれそうだったので、脇によけました。

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サキシマキノボリトカゲです。今年生まれの幼体。これまたかっこいいです。

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特定外来生物のオオヒキガエルです。まあ、かっこうは良いのですが生態系に与える悪影響が問題視されています。堂々としたものです。

今回9年ぶりに訪れましたが、色々と変わっているところもあり、少なくとも湿地帯環境はかなり悪化していて、心配です。もう少しなんとかなりそうなところもあるんではないかと思います。

 

日記

今日は農業用ため池の水を抜いて魚を捕まえて食べるという行事に、とある伝手をいただきまして特別に参加させてもらいました。

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農業用ため池の冬季の水抜きはかつては普通に行われていたもので、堆積した浮泥の除去、肥料としての泥の確保に加えて、取り残された魚類を捕獲して食べることも重要な要素であったことが知られています。ついでにこうした管理が、ため池の過剰な富栄養化を防いで、自然の水位変動を再現し、水生生物の生息場として良好な状況を保つという効果が(人知れず)あったことも指摘されています。

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ということで捕れて運ばれるコイやフナ。

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立派なフナです。ギンブナ系。

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大きなドンコもいました。

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大きいです。

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大きい!!!

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さて、本題。捕れたコイの一部はさっそく調理されました。泥抜きなどしません。すぐにさばかれます。

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こいこく、です。こまめにあくをとっていたのが印象的でした。

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できました!いただきますと、これがおいしい。泥臭さとはなんなのか。確かに泥のにおいはしますが、それが不快ではない。むしろおいしい。こいこく、というのはこういうものだったのかもしれません。自分の中でなんらかの価値観の変換が生じた気がします。

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あらい、です。コイやフナはいくつかの寄生虫の感染率が他の淡水魚に比べて極端に低いことが知られているようです。食べます。おいしいです。酢味噌でいただきました。

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こちらはスジエビとウキゴリのかきあげ。いずれもため池にいたものです。これはふつうにおいしいです。

ということで、今日は池の水全部抜いて収穫されたコイを食べるイベントの報告でした。紹介いただいたO先生、参加歓迎してくれた地域の方にお礼申し上げます。ありがとうございました。そしてごちそうさまでした。

日記

気づいたら11月です。初夏の遅れを取り戻すかのように、なんたらかんたらすることが多いです。ということで癒しにチビミズムシ属を・・・

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これはチビミズムシMicronecta sedula。実は福岡県内でこれまで採ったことがなかったのですが、昨日の調査でついに採集することができました!山間の貧栄養の素晴らしい池にいましたが、ああいう池にしかいないのだったら、生息地は確実に減り続けているはずで、ひょっとして県内ではレッドリストに該当する種なのではないかという気もしています。今後も注目していきたい種です。

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県内でもっとも多いのがこのハイイロチビミズムシMicronecta sahlbergiiです。低平地の富栄養なため池ではきわめて普通にみられ、大群でいることも多いです。

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次いでみられるのがクロチビミズムシMicronecta orientalisです。この種は沿岸域の池沼や河口域など、わずかに塩分があるような環境を好みます。したがってやや局地的ですが、そうした環境を狙えばみつかるという感じでしょうか。

この3種は大きさも見た目もものすごくよく似ていますが、実物をみると確かにチビミズムシが一番普通の色で、ハイイロチビミズムシはより灰色で、クロチビミズムシはより黒いです。でも普通気づかないレベルです。どの先生がつけた和名か知りませんが、ものすごくよく観察されていて、感動します。とはいえ、この3種の外見での区別は難しく、正確な同定にはオス交尾器の確認が必要です。生息環境には違いがあり、色合いも異なるので、採った段階である程度の予想は可能ですが。

また県内にはもう一種、コチビミズムシMicronecta guttataが分布していますが、この種は流水性で河川のよどみでみられること、また一回り小さいことから区別は容易です。

書評

丸山宗利・吉田攻一郎・法師人響「驚異の標本箱ー昆虫ー」KADOKAWA,2020年

www.kadokawa.co.jp今年は生き物関係、良い本の出版が続きますが、これまたすごいのが出てしまいました。まさに驚異です。写真集?美術書学術書?どこにもあてはまり、どれか一つにはあてはまらない、とにかくこれまで国内で類書はまったくないものです。これは実際に手に取って、実物を見てもらわないとわからないかもしれません。私は感動しました。

内容を一言で言えば、最新のデジタル撮影技術を駆使して撮影した昆虫の写真に専門的な解説(英文も併記)をつけたもの、ということになります。が、とにかくその写真が素晴らしい。いわゆる深度合成という少しずつピントをずらして撮影した写真を合成して、すべてにピントがあった美しく細部まで見える昆虫の画像なわけですが、最新の技術に著者らのこだわりがプラスされていて、3名の著者それぞれの作品はそれぞれ作風が違い、どれもため息がでます。最新のデジタル技術を駆使した写真であるはずなのに、読んでいるとふと、もっともアナログともいえる、実物をその場でその目で見ている感覚にも陥りました。でも実際の自分の眼では絶対にこうは見えません。不思議な本です。

さて、このブログは湿地帯中毒ですので、やはり気になるのが水生昆虫。本書にはミズスマシ、ゲンゴロウタガメ、ヤゴ、トンボ、ホタル、カゲロウが登場しています。でもその写真は、どれもこれまでに見たことのないものでした。脳内の水生昆虫の「かたち」が本書を通して再構成された感じがします。それから忘れてはならないのがビーバーヤドリ。この種は水生動物のビーバーに寄生する甲虫で、寄生性水生昆虫にカテゴライズされる、業界では著名な奇虫です。ビーバーヤドリのこれほど美しく精密な写真は世界初公開ではないでしょうか。個人的にここは見どころです。堪能しました。

ということでここ数日は毎晩寝る前に読んでいます。高価な本ですが、この内容なら安いです。ぜひとも身近な場所に存在していて欲しい本です。おすすめです。

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そういえば巻末には著者3名がとある同じ昆虫をそれぞれの世界観で撮影し、各著者がそれぞれ「あとがき」を書いているのですが、個人的にこの部分が興味深く、面白かったです。