オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

新年度になり色々と体制が変わり、良い面も悪い面も、色々です。そんななか、今日は調査でした。

f:id:OIKAWAMARU:20210416215051j:plain

今日の湿地帯。水が美しいですね~。そして水辺の湿地帯植物たちの新緑も美しい。 浄化されますね。

f:id:OIKAWAMARU:20210416215059j:plain

かなり大きいナマズSilurus asotusです。手触りが良いですが、油断すると胸鰭の棘が刺さります。

f:id:OIKAWAMARU:20210416215105j:plain

オヤニラミCoreoperca kawamebari。ここのはもちろん在来です。相変わらず素敵。いや、素敵。

f:id:OIKAWAMARU:20210416215111j:plain

アリアケギバチTachysurus aurantiacusとドンコOdontobutis obscura。どちらも幼魚でかわいいの感じ。

f:id:OIKAWAMARU:20210416215119j:plain

ヤマトシマドジョウCobitis matsubarae。九州の中流域を代表する淡水魚の一つですね。

f:id:OIKAWAMARU:20210416215128j:plain

スナヤツメLethenteron reissneri。ここのは南方種ということになるのでしょうね。成魚なので眼があります!ちなみに幼魚(アンモシーテス幼生)には眼がありません。

f:id:OIKAWAMARU:20210416215134j:plain

このような口をしています。スナヤツメはヤツメウナギの仲間、いわゆる円口類で、硬骨魚類軟骨魚類などの「普通の魚類」とは全くことなるグループの生物です。顎がないのが最大の特徴と言えるでしょうか。スナヤツメは成魚になったら何も食べませんので、この口も何かを食べるのには使われません。

今日のオヤニラミ、アリアケギバチ、ヤマトシマドジョウ、スナヤツメは、特に筑後川矢部川流域の良好な中流域に典型的な種です。逆に言えば、環境が悪化するとこれら4種は真っ先に姿を消します。もちろん全種が福岡県版レッドデータブックに掲載されています。これら4種が揃った環境は貴重です。大事にしましょう。

 

日記

今日は某湿地帯へちょっと調査へ。

f:id:OIKAWAMARU:20210411230752j:plain

イチモンジタナゴ。当地では外来種だけれども、美しいものは美しいし、かっこいいものはかっこいい。増えては困るけれども。複雑。

f:id:OIKAWAMARU:20210411230759j:plain

カマツカです。安定のかっこよさです。

f:id:OIKAWAMARU:20210411230804j:plain

ヤマトシマドジョウ。陽光をあびたその美しさ!!

f:id:OIKAWAMARU:20210411233705j:plain

茶釜?らしきものが落ちていました。あまりみかけません。

日記

先日に浚渫の記事を書きましたが↓

oikawamaru.hatenablog.com

このうちこちらのパターンについて↓

f:id:OIKAWAMARU:20210410215744j:plain

 

実際に行われた事例があり、その後にどうなったかという写真を送ってもらったので、紹介します。撮影者はやながわ有明海水族館の亀井館長です。写真使用を許可いただきありがとうございました。

f:id:OIKAWAMARU:20210410215737j:plain

岸際と流心を残して、深めに掘るという形での浚渫が行われていました。亀井さんの調査では、残った部分にきちんと二枚貝が生き残っていたようでした。良かったです。流下断面は計画どおり確保できましたし、治水と生物多様性保全との両立ができました。おそらく担当の方は調整や説明等で努力していただいたのだろうと思います。でもそうした一人一人のがんばりの積み重ねは、確実に将来に向けた豊かな社会づくりにつながると思います。そうしたところに貢献できるよう、私もがんばっていきたいです。

日記

今日は調査でした。某氏と某魚を探しに行ったものの不発・・無念です・・

f:id:OIKAWAMARU:20210408230439j:plain

f:id:OIKAWAMARU:20210408230441j:plain

イモリです。普通の河川、砂地の流水の環境であまりイモリがいるような場所ではありませんが、うろうろしていました。

f:id:OIKAWAMARU:20210408230447j:plain

ヤマトシマドジョウのメスです。卵はもうだいぶ成熟していますが、産卵期はもう少し先と思われます。美しいです。

f:id:OIKAWAMARU:20210408230454j:plain

スナヤツメの幼生です。砂に潜って暮らしていますが、バケツの中ではのるんのるん泳ぎます。

f:id:OIKAWAMARU:20210408230459j:plain

カマツカです。楽園でした。カマツカ好きです。

 

日記

昨日は調査、今日は観察会でした。昨日の調査の様子など。

f:id:OIKAWAMARU:20210327225608j:plain

チクゼンハゼGymnogobius uchidai 「筑前」の名をもち、学名は九大水産の偉大な魚類学者・内田恵太郎先生に献名されているということで、もっと福岡県内で知られて欲しい魚です(なお福岡県固有ではなく、北海道から鹿児島県まで広く分布しています)。

f:id:OIKAWAMARU:20210327225637j:plain

アシシロハゼです。普通にみられますが、一見するとあまり特徴がなく、同定間違えされやすい種です。

f:id:OIKAWAMARU:20210327225611j:plain

ボラのこども、ハクです。群れを成して泳ぎ回っていました。春です。

f:id:OIKAWAMARU:20210327225627j:plain

再びアシシロハゼ。特徴がない、などと先に書きましたがこうしてみるとかなり繊細な模様で、美しい魚です。

 

日記

今日は干潟の調査でした。

f:id:OIKAWAMARU:20210325225715j:plain

良い干潟は良いです。心が安らぎます。生き物はしぬほどいます。

f:id:OIKAWAMARU:20210325225716j:plain

クボハゼです!久しぶりに見ましたが、素敵です。

f:id:OIKAWAMARU:20210325225717j:plain

こちらはヒモハゼ。久しぶりに見ましたが、かっこいいです。

日記

気温が上がったり下がったりで、体調はいまいちです。。が今日は湿地帯調査でした。体調維持には湿地帯が欠かせません。

f:id:OIKAWAMARU:20210322220107j:plain

ニッポンバラタナゴ。ここのは諸々の背景データから、おそらく純系。繁殖期まではまだ少し。でもきれい。

f:id:OIKAWAMARU:20210322220110j:plain

モツゴ。オスでもはや顔はトゲトゲ、黒紫のすごい色になっています。かっこいい。

f:id:OIKAWAMARU:20210322220111j:plain

イカワです。銀色ぴかぴかで美しいです。

f:id:OIKAWAMARU:20210322220118j:plain

シモフリシマハゼです。今日行った、有明海側では純淡水の水路にて普通の淡水魚と一緒に採れることも珍しくありません。

f:id:OIKAWAMARU:20210322220126j:plain

ギンブナです。大物です。

f:id:OIKAWAMARU:20210322220128j:plain

最後はナマズ。歯がですね、やすりみたいですごいんですね。