先日の新聞記事に関連して2つ大きな間違いがあったのでこちら修正します。記事中に
「大淀川は4〜5千年前まで、志布志湾（鹿児島県）に注いでいたが、霧島連山の火山活動で都城盆地が火砕流で覆われ、水路が変わった」
という部分、これは全面的に誤りです。
正確には
「大淀川は約3万年前まで、志布志湾（鹿児島県）に注いでいたが、姶良カルデラの火山活動で都城盆地が火砕流で覆われ、流路が変わった」
となります。
で、実は元論文である中島ほか（2011）宮崎県大淀川水系から得られた特異なシマドジョウ属．魚類学雑誌，58：153-160．（PDF）の中でも、同様の間違いを犯していたことに気づきまして、
158頁左列の「都城盆地周辺では4〜5千年前の霧島山系の火山活動によってほぼ全域が火砕流で覆われており」
という部分は
「都城盆地周辺では4〜5千年前までの霧島山系の火山活動の影響を大きく受けており」
が正しいものとなります。お詫びして訂正いたします。
ご指摘ありがとうございました。
