オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

水木しげる先生が亡くなったということで衝撃を受けております。まあ当然人間ですからいつかはそうなるわけですが、私という人間を構成する成分のかなり多くは水木先生の著作、特に妖怪や悪魔の図鑑的なものでできているので、色々な思いが去来します。

とりあえず自宅にあったもの。最近はあまり開くことはなかったものの、学生時代には折々眺めてあちらの世界を旅していたものです。

絶賛中二病時代に一番好きだった悪魔、マルコキアス。何度もノートに描きました。黒狼の胴体に鷹の翼。口からは七色の炎を吐く。別の本では「炎のつらら」と呼ばれる技も持つとか書いてありまして、設定が素敵すぎました。
妖怪のいない世界はきっと生き物もいない世界でしょう。河童が棲めるような川を一つでも多く取り戻したいものです。そんなことを考えるようになったのも水木先生のあの独特の、美しい自然の中に潜む妖怪の絵を見て育ったことが大きいのだと思います。