今日は某所で保全に関する勉強会の講師的なことをしていました。その一環で水路の視察。
三面コンクリ水路なのですが、おそらく偶然、部分的に砂利がたまっているところがあり、ここがマツカサガイの楽園になっていました。
色々なサイズのマツカサガイが生息しており、健全に再生産していることが伺えます。
そしてアブラボテも多産していました。これは今日のなかで一番大きかった個体。小さい個体もたくさんいました。この地域ではかなり希少な種で、このコンクリ水路は大変貴重な生息地となります。
しかしこの水路も設置直後はピカピカのコンクリ水路だったはずで、こんな水路になってしまって二枚貝もタナゴ類もいなくなってしまった場所はいくらでもあります。どういう条件がそろった時にこうしたコンクリ水路が希少種の生息場として機能するのか、またどのくらいの年月がたつとこうした環境になるのか、色々と調べてみたいところです。