湿地帯中毒

湿地帯中毒患者(末期)の日記です。

日記

有明海側では6種のタナゴ亜科魚類が自然分布するのですが、地方名も豊富でこれまでにベンジョコ、ベンチョコ、クソベンチョコ、シビンタ、スブタ、シュブタ、サンネンスブタ、ジュメキ、ジュメッキなどを収集しました。このうちクソベンチョコは特にアブラボテ、サンネンシュブタは特にカネヒラを指すようですが、他のは総称という感じではっきりしません。それから特に語源についてはよくわかんないなーとそのままにしておりました。
ところが本日、タナゴの地方名についてツイッタ上でコミヤさんやヒビノさんにご教示いただいたので、ここにメモしておきます。ベンジョコは紅雑魚→べにじゃこ→ベンジョコが由来なのでは、ということ。また、シビンタは朱鐚→しゅびた→シビンタが由来なのでは、ということ。なるほど非常に納得です。


上はニッポンバラタナゴ、下はヤリタナゴの婚姻色MAXの個体です。これでも現場の「赤」の半分ほどしか写っていませんが、これら婚姻色MAXの個体をはじめて捕まえた時、一瞬キンギョだか血だらけの魚だかが採れたのでは、というそんな印象でした。そのくらい衝撃的かつ印象的な赤です。昔の人が朱鐚や紅雑魚と呼んだのは、よく理解できました。コミヤさん、ヒビノさん、ご教示ありがとうございました。
九州の淡水魚の地方名は面白いものが多く、一方で絶滅していくのは間違いないので、聞く機会があればその都度メモっていますが、語源まではあまり踏み込んでいませんでした。そもそも語源まで知っている人ももはや多くはないのですが、こうした記録はなるべく残しておきたいと思います。こちらをご覧の方々ももしどこかで面白い地方名を聞かれましたら、ぜひ記録しておいてください。

ついでに赤いヒメドロムシ。ウエノツヤドロムシです。まったく関係ありません。でもきれいですね。