オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

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今日の水生昆虫はオヨギカタビロアメンボXiphovelia japonicaです。カタビロアメンボ科はどれも微小で区別が難しいですが、本種は菱形の体が特徴的です。本種も大きさは2ミリくらいです。小河川や池沼の流れ込みなど、ゆるやかな流れのある水面で暮らしますが、産地はかなり局地的で稀な種です。10月頃に繁殖し卵で越冬して初夏に孵化することが知られていますが、この「卵で半年も過ごす」というのはかなり変わっています。したがって、成虫がみられる季節もかなり限られます。このことも発見が難しい理由かもしれません。