昨日は今年発見した塩性湿地に調査に行っていました。色々と知見が蓄積しました。
その塩性湿地に生息していたフレリトゲアメフラシ。初夏に行った時はまったくいませんでしたが、今回はものすごくたくさんいました。この湿地は海沿いにありますが、海とつながっていません。驚きです。高潮か何かが海から入ったような跡があったので、その時に幼生が入り込み、また、その後に雨が少なく塩分濃度が高く維持された結果、偶然成長できたとかだろうかと想像しました。なんにせよこれはかなりカッコいい湿地帯生物です。
けっこう大きいし、青い斑点もものすごく鮮やかで美しく、おすすめ。
今日は某希少種保全のための協議数件。年代・立場問わず、生物多様性保全が重要、外来種対策も必要という理解は進んでいるのは確かです。しかしもっと身近な問題としてとらえる人を増やしていく必要はあるし、間に合うのかという問題もあります。何をどうしたらよいものか。希望はあるのか、ないのか。私の業務の項目には、自然保護に関するあれこれ、という一文があるわけですので、やれることは無理をしてでもやりますが、いろいろと限界も見えてきます。
ということでカマツカです。カッコいいですね?