ということで水路に行って魚とりをしました。
そうそう、こういう水路もね、良いんですよ。護岸はされているけど底張りはしておらず、緩やかな流れがあって流心は砂泥、両脇は泥で水草や障害物があって、水質もそれほど悪くなく・・・
アリアケスジシマドジョウCobitis kaibarai!これはわりと典型的な模様の雌ですね。良いですね。
こちらは雄。まだ体側斑紋L3、L4、L5に繁殖期の名残が若干あらわれています。
カゼトゲタナゴRhodeus atremius。幼魚ですが体側後半の青い線はもうだいぶ明瞭。
バラタナゴ。地域的にはおそらくニッポンバラタナゴRhodeus ocellatus kurumeus。上のカゼトゲと同属で、同じ場所にいることも少なくないですが、本種は青い線が目立たず、同一サイズでは背鰭の黒斑も小さめです。あとは緑黄色の金属光沢が強いというか。そんな感じで小さな個体も区別ができます。
ギンブナCarassius langsdorfii。ということで。。美しい。
ミナミメダカOryzias latipes。太陽光の下でのこの絶妙な青みがかった色彩は最高ですね。
ツチフキAbbottina rivularisです。私はカマツカが好きなのでツチフキも好きです。カマツカに少し似ていますが、より頭部が大きく口が小さく尾鰭の縞模様の数が多いです。
川で魚とりをするポン氏。この後にバラタナゴを捕まえたところでバランスを崩して水没しました。まだまだ修行が足りません・・。ふかふかの泥のところで足をそろえると、片足だけ沈んでそのまま転ぶことがあるのですね。そういうところでは足を少し広げ気味にかつ前後に少しずらして立つと良いです。しかし楽しそうに採っていたので良かったです。
ということで休日にポン氏と川で遊ぶという名目をかなえつつ、研究に必要な某魚を採集するという目的を達成することができました。おめでとうございます。ありがとうございます。
これは「全集中魚採の呼吸 弐ノ型・砂泥掬い~滑り」をポン氏に伝授しているオイカワ丸さんです。これを自在に使えるようになるとカマツカやシマドジョウ属が採れるようになります。