オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は野外調査。イシガイ科二枚貝類の分布データを収集中です。やはりこの時期から水位が下がるので調査しやすいです。しかし今日はあまり良くなさそうな地域だったので予想どおりイシガイだけ・・。つまらない調査であったがつまらないデータも取得する必要があります。たぶん。
最近与那国島に某基地ができるとかなんとかニュースになっています。今年から種の保存法対象種となったヨナグニマルバネクワガタの生息地が開発される可能性もある、ということですのでなんとかしてほしいものです。移植なんてのはほとんど不可能な生物と思われますのでなんとか現状の生息地は死守してほしいものです。
与那国島には水生昆虫としてもトゲアシアメンボ、ナカジマツブゲンゴロウ、ヨナグニアシナガミゾドロムシ、ヨナグニシジミガムシ、ヨナグニダルマガムシなどなどここでしか出会えない種類がたくさんいます。地元の声はどうなのか、とかよくわかりませんのでこういう場で良いも悪いも表明しませんが、少なくともこのご時世に絶滅する生き物が出てくるような事態は避けていただきたいものです。
与那国島は本当にのどかで水生昆虫の楽園で、とても楽しかった思い出ばかりです。