今日は調査でした。知り合いの方から、とある街中に良い小川があるとの情報を得て行ってきました。
こんな良い小川がこんなとこに残っていたとは!感動。珍しい湿地帯生物がいるということはなかったけど普通の湿地帯生物がうじゃうじゃといて健全。全年齢向け。このうじゃうじゃ感の積み重ねが重要なのですよ。
最高の淡水魚として名高いカマツカです。
いつもどこでも、オイカワです。
今日もっともうじゃうじゃといたのがこちらのカワムツ。
カマツカ、オイカワ、カワムツ、いずれも九州北部の在来種であり、どこの川にもだいたいいるいわゆる「普通種」です。しかしそんな普通種も個体数はやはりかつてと比べれば減っているようです。そう、普通種はうじゃうじゃといなくてはいけないのです。
なおそのすぐ下流の様子。上のようなうじゃうじゃ感が数キロに渡ってあったのがこのように数キロに渡ってゼロになり、大きな川に注いで海に注ぐわけです。昨今、海の生物も減っているわけですが、こうした積み重ねが影響を与えているはずです。もちろん治水は重要です。なので今後はこの治水安全度を維持しながら少しでも湿地帯生物を取り戻すデザインに変えていけば良いのではないかと思うのです。湿地帯生物愛好家としては、普通の魚が普通にものすごくたくさんいる川を、もっと増やしていきたいと強く思うわけです。