オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

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今日の水生昆虫はキイロヒラタガムシEnochrus simulansです。主に水田や浅い湿地に生息し、本州~九州ではもっとも普通の水生昆虫の一つです。角度によっては黄金色に輝き、とても美しいです。幼虫は春から秋までみられますが生活史の詳細はあまりわかっていません。泳ぎはあまり得意ではなく、多産するところで植物を踏むと、多数の個体が水面に浮上してきて、ちょこまかとかわいらしく泳ぎます。

先日紹介したアリアケキイロヒラタガムシ(リンク)と少し似ていますが、本種はより小さいことに加えて、上翅には条溝列が発達する(アリアケキイロでは条溝にならない)ことで区別は簡単です。