オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

昨日はあまりに天気が良かったので、奥方がどこか外へ行きたいと申したので、ため池に行ってきました。狙いは大きく、キイロネクイハムシであります。1960年代の福岡市が日本での最後の記録というこの幻の水生昆虫はもちろん毎年探しております。今回は調査の途中でちらっと道路から見えてよさそうだなと思った池でしたが、実際に近づくと透明度は高く水草(エビモ)はたくさん生えているのですが、スゲ類もフサモ類もなく、ダメそう・・

採れたのはヒメガムシ、キイロヒラタガムシ、ヒメセマルガムシ、コシマゲンゴロウ、チャイロマメゲンゴロウ、マメゲンゴロウ、チビゲンゴロウ、ホソマルチビゲンゴロウ、ヒメミズカマキリコオイムシなどなどでした。悪くはない、というかどちらかといえば良い池ですが、やはりちょっと良いというレベルでは奴は出現しないのでしょう。

遊泳するシマヘビ。カエルは食用ガエルばかりなのでした。このほかクサガメもいた。

子を負っているコオイムシ。繁殖期もはじまっております。

先週は昨年に発見した九州唯一のコバンムシのいる池で小一時間ほど探してみたのですが、天気悪いし、深すぎて手も足も出なかったのです。しかしながら、あの池はフサモもたくさん生えているし、岸際にスゲ類もあるし、なんか別の方法を試すべきなのかも、と改めて思いました。春先に出る種とのことですが、いったい何月くらいまでいけるのだろうか。