オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

土曜日はドジョウ講演会&現場観察会。講演では色々なドジョウ類の話と、ドジョウの生活史の話と、環境構造を良くして生き物を増やすべしという話と、どうせなら地元のドジョウを増やしましょうという話などもろもろ。質疑応答ではかなり色々と意見や質問が出て、プレゼン内容は良く伝わったものと一安心でした。実はこの団体では昨年に地元自治体から補助金をもらって別水系のドジョウを増やして放流していたのですが、今年から放流に補助金が出ない、ということになったようで、そこを発端として今年度から環境構造を改変してドジョウを増やそうという話になったようです。
とはいえ、なぜ同じドジョウなのにだめなのか、どこの川のなら放流してよいのか、という質問がやはり数人から出ました。難しい問題でもありますが、よその川のより地元のドジョウを増やしたほうが良いのではないでしょうか、というコメントには結構納得してもらったようです。また環境構造が変わらなければいくら放流してもドジョウは増えないですよ、という話も生活史と絡めてお話したところ理解してもらえたようです。やっぱり記載的な生活史の研究はこういう場面では大事です。
んでその後はドジョウ生息地復元の候補地へ。そもそもここにドジョウがいなければいくら環境良くしても増えないので、採れてクレーという思いで行きましたが、とても良い水田地帯でドジョウも採れました!!ブラボーであります。これを見て団体のかたがたも大いに盛り上がりまして、地元のドジョウを増やそうという流れになっていたので一安心です。継続してここのプロジェクトにはかかわっていけそうですので、今後が楽しみです。

ビッグなドジョウ。このサイズが2個体採れたので、あまり繁殖はうまくいってなさそう・・。ああでもこのサイズのドジョウはかっこいい・・。

イモリもたくさん。福岡市内では貴重な密度。

なにやら熱い雰囲気の看板。ちなみにここらではヒラクチと呼ばれています。