オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

9月も下旬にさしかかっていますが、たいへん蒸し暑いです。基本的に土日祝日や平日午後5時15分以降は仕事をしてはいけないので全館冷暖房は停止します。なので夏は昼間に仕事があると夜は暑いばかりで残って何かしてもあまりはかどりません。だから査読から帰ってきたメジャーリビジョンの論文も、執筆中の論文も絶賛放置中なわけです!(超言い訳)
そろそろ今月末にある魚類学会の発表プレゼンも作成開始しないといけません。今回はコツコツと5年くらいデータをためていたヤマトシマドジョウネタです。まあ、業界の人にはあまり新規性が高いネタではないのですが、学名を整理するうえでこういう網羅的なサンプリングに基づいた基礎的なデータは大事だろうと思います。あとオオ●ドシマドジョウとかヤマトシ●ドジョウA型の話もちょろっとしますし、コアな一部の層には興味深い内容かと!学会発表は会場でしか聞けません。ぜひ弘前まで来て魚類学会を応援してくださいね。
先日の記事の続き。福岡のメダカ地方名ですけど、こうして並べると少し傾向があるような気がしますね。大まかには有明海方面が目雑魚系(メザッコとかメザコとか)、筑前海方面が田の魚系(タバイオとかタバウオとか)、瀬戸内海方面が小さい魚系(コマンチョロとかコマンチロとか)、でしょうか。こうして見ると、メダカという呼び方は福岡県内にはもともと無かったような気もします。もっと深い考察が必要なのかもしれませんが。
前の記事では昭和26年のメダカの学校以降メジャーに、という話も書きましたが、それ以前にも大正元年の尋常小学唱歌第4学年用に掲載された「春の小川」だったり(ウィキペディア)、昭和8年からの国定教科書に掲載されていた詩だったり(名古屋大メダカサイト)、それ以前からメダカという呼び方が全国に広まっていたようすが伺われます。