オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

ハヤ類3種の幼魚の比較写真を作成してみました。オイカワ、カワムツ、ヌマムツです。この3種の幼魚の区別は難しいと思われていますが、計数形質は異なるので、鱗の数や鰭の条数などをきちんと数えると実は区別は簡単です。ただ現場ではいちいち数えなくてもいくつかの雰囲気をつかんでおくことで、簡単に同定ができるでしょう。

イカワ。銀色でピカピカ。鼻先が赤い。

カワムツ。鱗がざらざらした感じ。眼が大きく口先が丸い印象。

ヌマムツ。鱗がさらさらした感じ。口がとがっていてスマートな印象。
この3種は大まかに棲んでいる場所も異なります。基本的にはオイカワとカワムツが流水性で、カワムツが上流よりに、オイカワが下流よりに生息します。ヌマムツは止水性で、フナが多いようなよどんだ場所に生息します。ただ、場所によっては3種が共存している水域もあります。