オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

知り合いの方からヒガシシマドジョウをいただきました。いそいそと撮影、観察。年度末も終わったので若干余裕が出て、魚を観察する時間も少々とれます。やはりまずはじっくりと観察する、というのが生き物研究にとっては重要です。

ヒガシシマドジョウは自分が子供の頃に遊んでいた多摩川水系相模川水系にも分布していて、あまり採れませんでしたが、時々捕まえることができた時はうれしくて大事にもってかえって飼っていたものです。

今回のは青森県産なのですが、子供の頃のヒガシシマドジョウとはだいぶ雰囲気が異なります。そしてこの2枚の写真の個体はそれぞれ違う産地ですが、この2個体も模様がずいぶん違います。
ヒガシシマドジョウは遺伝的にも特異で、模様も独特です。まさに日本を代表する純淡水魚のひとつと言っても良いでしょう。学名については未決定ですが、新種の可能性が高い種ですので、分類学的な研究の進展が望まれます。とまあ、ヒガシシマドジョウはおいといて、自分が手掛けている分類の論文を早く進めなくては・・