オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は久しぶりにため池調査。この秋は少しため池調査に力を入れなくてはなりません。。

よさそう!

ホソマルチビゲンゴロウ。福岡県が模式産地、その上福岡県以外では3府県でしか得られていないという隠れレア種。の割に知名度が低い。県内では最近生息地が明らかに減っているのでちょっと心配です。

キイロコガシラミズムシ。まだそこそこ見られますが、全国的にはなかなか少ない種です。

ドジョウもいました。

コガタノゲンゴロウ。は、こんな池だと当然たくさんいます。完全に盛り返しました。

ルイスツブゲンゴロウ。県内では局地的です。いるところにはこんな感じでいますが。

こちらは別の池。チャイロマメゲンゴロウ。なんか久しぶりに見たような気が・・

オオマルケシゲンゴロウ。いると聞いていた池なのですが、まだ健在でした。黒光していて美しい!
福岡県のため池改修はここ数年かなりローラー的に徹底的な感じで進展していて、状況は悪化の一途です。ため池改修は受益者負担もあることから、河川と違って行政の一存で保全処置ができないということもあり、中々難しいです。もちろん事前に希少種がいることがわかっている場合は、何らかの保全対策をすることにはなっていますが、効果的であるとは言い難いのが現状です。何とか保全の方向性をつくっていかないと、ここ数年で県内から多くの種が絶滅してしまうかもしれません。非常に危機感を抱いています。