オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

10月は終わろうとしています。出張も多くてなかなか大変でした。11月は心静かに執筆活動に励みたいと思います。

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知り合いの方からいただいたナチセスジゲンゴロウCopelatus tomokuniiです。生きているのは初めてみましたが、大変美しいです。名前の通り和歌山県那智地域が模式産地の種で、この個体はその和歌山県産なので、まさに正真正銘ナチセスジと言えます。ヒコサンセスジゲンゴロウと激似なのですが、当地で調査をしているT氏の話ではやはり区別できるものなのではないかという見解でした。肝心の英彦山でヒコサンセスジが再発見できていないので、ぜひとも捕獲し、本物ヒコサンvs本物ナチを比較して、この目で確認したいところであります。このナチセスジはほとんど水がない、というか単なる湿った陸上の落ち葉の下にいるということで、土を掘って採集したという話でしたので、姿かたちが似ているヒコサンも同様に水生昆虫を探すのとはまったく違った視点から探索する必要があるように思っています。