オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

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今日の水生昆虫はホソガムシHydrochus aequalisです。日本固有種で東北地方~近畿地方の本州に分布します。模式産地の京都府巨椋池は埋め立てにより消滅し、その後100年以上記録がなく絶滅も心配されていましたが、東北地方の一部で再発見されました。しかしかなり局地的で、絶滅の危機は続いています。生態はまったくわかっていません。私が採集したのは大きな池沼の脇の、浅い水たまりでした。

ホソガムシ科はガムシ科に近縁な一群で、国内からは4種が知られていますが、どの種もかなり稀な種です。いずれの種も独特の金属光沢をもち、大変美麗です。