侵略的な外来種を駆除すると在来種が増える事例についてメモ。
宮城県の伊豆沼・内沼においてオオクチバスを駆除したら在来種他が増えた事例の論文(PDF)
その解説記事
沖縄島のヤンバルにおいてマングースを駆除したら在来鳥類が増えた事例の論文(リンク)
その解説記事
東京都の井の頭池でかいぼりによりオオクチバス等を駆除したらカイツブリが増えた事例の報告(PDF)
侵略的な外来種の駆除は生物多様性保全に大きく貢献するし、根絶できなくても(つまり低密度管理)意味はあるのです。外来種駆除しても意味ないということはないし、根絶できないから意味ないということもありません。人類に持ち込まれたのに人類に駆除される外来種には本当に申し訳ない思いですが、外来種に命を奪われる多くの在来種のことを考えると、やはり持ち込んだ人類が責任をとらなくてはいけないでしょう。
それから、これから大事なのは新しい外来種を生み出さない、ということです。飼っているペットを捨てない、一度飼い始めたら最後まで責任をもって飼育する。動物も植物も同じです。