オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

昨日は卒業式でした。なにやら工学部ではOBも来る盛大なパーティーが同日夕方にまず開催され、ついで夜から研究室ごとの飲み会という流れなんだそうです。で、そのパーティーは卒業生しか出られない、という話なので卒業生ではない3名ほどで0次会をしてから、研究室の卒業お祝い飲み会に参加してきました。飲み会はテンション高く、脱いでいる猛者もいて、涙あり笑いありの楽しい会でした。で、飲み会も終わり帰ろうとしたところ、2次会に拉致られそうになったのをかいくぐって、終電で帰ることができました。イヤーすごい。昨年までいた農学部とはまた違った激しさであります。で、来年度からは助教の先生が准教授としてよそへ移られるということで、研究室の研究体制も色々と変わっていきそうな予感がします。さて、どうなることでしょうか。

宣伝。来月頭に以下のイベントがあるそうです。っていうかしゃべるんだけども。良かったら見に来てくだされ。
http://kawa-guide.jp/2009/04/post_923.html
シーボルトは医者として日本に来たドイツ人ですが、日本の生物相解明にも多大な貢献をしています。オイカワ、カワムツカマツカといった多くの川魚もまた、シーボルトが持ち帰った標本をもとにして記載されています。タイトルには「川棚川の魚」と書いていますが、まあ当時の標本にはnear Nagasakiとしか書いていないので断言は出来ません。ただ、長崎県の川魚を主に収集していたのは間違いないでしょう。ちなみに長崎県本土で純淡水魚の種数が一番多いのは、川棚川、ついで本明川です。
九州のなかでも長崎県の(生物の生息場所としての)河川環境はかなり悪いのが現状です。シーボルトがいた頃の川を取り戻せるのか?いや今こそ取り戻すべきなのでは?というテーマのシンポジウムです。長崎は平野が狭く、河川の周りに人がたくさん住んでいます。そういった中で、河川生物と人の共存というのはどういう形でなら可能なのでしょうか。
そういえばシーボルトは江戸に行った道中、佐賀県筑後川周辺でカワウソも見てるんですよね。正直いって想像を絶する。でもたった150年くらい前の話なんですよね。。