オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

一昨日は午前中某新聞の取材に応じる。こないだのシンポジウムでちょろっと某ダムに関連する事項をしゃべったので、その件について。ダムが出来ればそこにいる流水性の生物は全滅します。ハビタットが消滅するのですから。でも水が足りないのも洪水になるのも困ります。色々と考えると正直言ってどういう発言をして良いのかわかならくなる時があります。ただ0か1かの議論は建設的ではないでしょう。このご時世、0.5といえる着地点をなんとか設定することが重要で、そのための選択肢は確実に増えているはずです。

午後は近所の川にいって憂さ晴らし。生きたアシナガミゾドロムシとヒメシジミガムシが欲しかったのですが、イブシアシナガミゾドロムシとヨコミゾドロムシとコモンシジミガムシしかいなかった。ざんねん・・

コモンシジミガムシではなくヒメシジミガムシ

で、昨日は最近九州に来られた淡水魚を色々と研究しておられる某氏とシマドジョウ類の調査へ行ってきました。産卵場所について今年は若干の知見を得たいと思っているのですが、色々とお話をうかがって勉強になりましたし、調べる項目なども明確になってきました。それにしても某氏の採集テクニックは噂以上・・。あの地点でスナヤツメとかドジョウとか・・N川水系は僕の庭と思っていたのですが、まだまだでした。でこの日もアシナガミゾドロを探したのですが、採れませんでした。まだ早いのか。思いがけずキベリマメゲンゴロウが採れたのでこれはうれしい。

キイロヤマトンボ。この場所は10年前から多い。

スナヤツメの幼生。顎どころか眼もない。

今日は天気も悪そうなのでおとなしくデスクワークです。