オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

中国で食べた淡水系魚介類

中国での淡水魚介類の食用としての需要は日本よりはるかにあるようで、養殖も盛んです。また天然での漁獲モノは養殖モノとは比べ物にならないくらいの値段がつくそうです。自然再生という名目で、応用的な研究としてお金を使うのであれば、「それ何の役に立つの?」という素朴な疑問に答える義務が、関わっている研究者にはあるでしょう。その中では何と言っても、「経済的価値の高い生物がたくさん採れるようになって生活が豊かになるかもしれません」という答えは、多くの人が納得できる答えの一つではないでしょうか。もちろん貨幣に還元できる価値があるかどうかが生態系の価値のすべてではありませんので、そこらあたりの問題をうまくとりこみつつ、役に立たない生物も含めた在来の生物多様性が回復する方向に持ってくべきであると思います。いずれにしろ、価値がどうの、という話からは結局この分野は逃れられないので、実際に食用として用いられている生物を現地で食べてみるということは、その価値を知ることとなり、そこで得た生の知識は、そこで生活する人たちと一緒に研究成果を自然再生の方向へうまく展開していく際に、重要かもしれません。

とまあ建前はそんな感じですが私は淡水系魚介類を食べるのが大好きです。ということでなんとか何か食べることが出来ればと思っていたのですが、今回は先生の趣味もあり淡水系魚介類の料理をこれでもかというほど食べることができました。以下いくつか紹介。ちなみに料理名はよくわかりません。聞き取れるはずもありません。

タウナギの何か。かなりおいしい。

オオタナゴのから揚げ。内臓をとってあるみたいで全く苦味がなくおいしい。霞ヶ浦帰化してるのもこんなにおいしいのだろうか。

シラウオの一種の卵とじ。シラウオ系がうまいのはどこでも同じです。

ドンコ属の一種の煮付け。今回食べた中で一番おいしかった。日本のドンコもおいしいですが、これほどではない。料理法の問題なのでしょうか。カワアナゴの仲間(たぶんOxyeleotris属の一種)の煮付け。今回食べた中で一番おいしかったです。ご指摘ありがとうございました>>dantyutei様。
次回へ続く。