オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

昨日は出身研究室周辺にて、地元NPOが主催する子供向けなんたらイベントの一部で、水田とため池の水生昆虫観察会の講師をしてきました。出だしはいきなり雷がなっていましたがしばらくするとその雲もどこかへ行ってしまい、晴れ間ものぞくなど天気も回復してよかったです。
はじめの水田では3チームにわかれて水生昆虫を採集してもらい、その後一番貴重種だと思うもの、普通種だと思うもの、など挙げてもらってそれらについてお話をするという感じでした。ここでは何よりもまず自己中心的に水生昆虫のカッコよさに重点をおいて解説をしてきましたが、数名はかなり共鳴してカッコよさを感じてくれたようです。
すでに秋も深まり水生昆虫も何やら元気がなさげな感じでしたが子供たちは喜んで捕まえていたのでこの興奮をいつまでも覚えておいてもらいたいものです。

どんなため池が良いため池なのか?意外に熱心に聴いていました。

特に多くの止水性水生昆虫が暮らす農業用ため池や水路は農業生産の現場でもあるためなかなか一方的な保全というのは難しいものです。その線引きをいかにするかというところでこのような経験をした子供たちが重要な役割を(主に水生昆虫を保全する立場で)担ってくれるとありがたいことです。