オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

そういえば最近、国際ドジョウ会議(INTERNATIONAL LOACH CONFERENCE 2010)の案内が届いていました。来年8月にチェコで開催されるようで、ドジョウ愛好家の私としてはぜひとも参加したいものです。しかし相変わらずマニアックなファーストアナウンスメントで良い感じですね。

この国際ドジョウ会議は前回まで「シマドジョウ属とその近縁な属に関する国際会議(International Conference Loaches of the Genus Cobitis and Related Genera)」というかなりマニアックなタイトルで開催されていたもので、今回は何気に守備範囲を広げてグレードアップしています。
前回大会は2006年にクロアチアで行われ(ちなみに第3回大会)、私も発表に行きました。博士課程三年の9月というかなり危険な時期でしたが、色々と勉強になり、今となっては強行して良かったです。ということで詳細は(あまり詳細でもないけど)魚類学雑誌の会員通信に書いてますので機会があればそこを参照してもらうとして(中島 淳 (2007) トピックス 第3回シマドジョウ属とその近縁な属に関する国際学会.魚類学雑誌 54:93-96) 、そのとき載せ切れなかった写真をいくつか。

会場はクロアチアのシベニクという地中海に面した町のリゾート地でした。

熱い議論。分類、生態、染色体、遺伝子、進化、と切り口は様々です。でもどれもドジョウに関する研究というのに興奮しました。

ルーマニアのNalbant博士。憧れの博士の一人であったので素直に感動。かなり独特の雰囲気をもっておられました。記載に用いたスケッチがずらりと並べられており、それについて解説をするという一幕。この後きちんとツーショット写真もとってもらいました。

会場の水槽にいたSabanejewia balcanica
全体的に和やかで良い雰囲気の学会でした。ということでまだいくつか写真紹介します。続きは次回。