オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

中国の淡水魚その5

引き続き、昨年11月の調査で採集した淡水魚類の紹介をしていきます。本日は私の愛するカマツカ類。見たかったカマツカ属Pseugogobioは残念ながら見れませんでしたが、魅力的な魚が多かったです。やはりGobioninaeはカッコイイですね。

Pseudorasbora parva。我らがモツゴです。モツゴにしか見えません。日本と同じくたくさんいます。

Sarcocheilichthys nigripinnis。渋いヒガイ。中国名は黒いヒレのヒガイです。

Squalidus wolterstorffi。たぶん・・。日本で難しい属は中国でも難しいです。

Abbottina rivularis。我らがツチフキ。超普通種でした。

Microphysogobio fukiensis。いわゆるコブクロカマツカの仲間です。下流には結構生息しているようです。

Microphysogobio kiatingensis。同じくコブクロカマツカの仲間です。はじめ別種と気がつきませんでしたが良く見ると全く違った・・。こちらは中流に生息しているようです。

Huigobio chenhsiensis。今回一番気に入ったのがこれです。ツチフキっぽいけど結構流れのある場所に生息していました。こいつは渋い。飼育してみたいものです。
以上です。次回はその他のコイ科の魚です。
参考文献
Chen, Y. (1998) Fauna Sinica Osteichthyes Cypriniformes II. Science Press, Beijing, China. 531pp. (in Chinese with English abstract)