オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

古地図の中の福岡・博多―1800年頃の町並み
「古地図の中の福岡・博多」 宮崎克則・福岡アーカイブ研究会(編)
古地図スキーな私ですが日本の大都市はだいたいがもともと大湿地帯だったので、その変遷はかなり面白いです。この本では1800年頃に作成されたとされる地図を、現在と比較するという構成をとっていますが、その変貌ぶりに驚きます。御笠川那珂川下流で合流していたのはこの本を読むまで知りませんでした。福岡市内を東西につらぬく肥前堀・紺屋町堀とか見てみたかったです。
で、まあなんで水没と関係あるかというと、やっぱりこうして見ると福岡市も御笠川那珂川樋井川室見川に挟まれた大氾濫原の真ん中にあるのが一目瞭然なわけで、良く水没するあたりはやっぱりもともと低湿地帯なんだなということが良くわかるわけです。この頃スジシマドジョウとかカワバタモロコとかヒナモロコとか無限にいたんだろうな・・。