オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

ようやくにしてこないだの続きの塩生植物を。素人の覚え書きですので同定・学名に間違い等あれば教えて下さい。一応それなりに調べてみましたが。

ハマサジLimonium tetragonum。イソマツ科。スプーンみたいな葉っぱが特徴的。黄色い花も咲いていました。

ハマゼリCnidium japonicum。セリ科。たしかにセリが海浜に適応したようなもっさりつやつやな感じです。

アキノミチヤナギPolygonum polyneuronタデ科。ヤナギではなくタデである。

ナガミノオニシバZoysia sinica var. nipponica。イネ科。花もなにもなかったのですがたぶん。

イソヤマテンツキFimbristylis sieboldii。カヤツリグサ科。これは花がついていたので標本を持ち帰って植物専門の方に見てもらって名前を教えてもらいました。

シオクグCarex scabrifolia。カヤツリグサ科。この場所では最も水辺に近い場所に群落を作っていました。満潮時にはいつも水没する場所なので塩水に強そうです。
以上です。緩傾斜の岸部ではそれぞれの種の水没許容度(?)によってかなり厳密にはえている場所が異なっていて面白いです。川と平行に陸に向かってグラデーションがかかっているような感じ。干満の差が大きい河口域における水辺の緩傾斜というものは、多種が共存する上でとても重要なしかけなのでしょう。