オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

午前中は某調査の標本を持ってこられた某大学の先生、学生と同定大会。県内から60年ぶりと思われる某ゲンゴロウが入っていて驚きました。まあ60年間誰も交尾器を抜かなかっただけというウワサもあるけど、次見つかるまで60年間誰も記録しなかったら困るので、とりあえず私が責任持ってどこかに出しておこう。
それからクロチビミズムシとハイイロチビミズムシが同じサンプル群から出てきたのもちょっと驚きました。なんとなくクロチビが富栄養な淀みに多くて、ハイイロはちょっと健全な一時的水域に多いようなイメージでしたが、混生することもあるのでしょうか。でも同じサンプル群とは言え地点は異なっているので(でも数100mしか離れていない)、マイクロハビタットが異なるのかもしれないなあなどと思いました。真面目に調べたら面白そう。誰得的なテーマではあるけど。
午後は某業務打ち合わせ。こちらは良い方向に向かって一安心。帰りにちょっと川によってセマルヒメドロムシ探し。環境が変わっていて駄目かと思ったけど日没直前に一頭なんとか採集。こちらは某プロジェクトのサンプルとして東方へ旅立つ。しかしセマルはやっぱり冬でも成虫がいますね。相変わらず変な形。ツヤツヤして美しい。イトオシイ。