オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

午前中会議、午後は通常業務。ていうか寒い。寒すぎる。
そういえばこないだN●KBSで放映されてた録画に失敗してみることができなかった番組のビデオを入手しまして、無事見ることができました。たしかに、超展開でした。
冒頭の水車は筑後川山田井堰から取水している堀川用水にあるもので、観光用としても有名なものです。ただこの水路は近年にほぼ三面コンクリ(壁面はちょっと石を貼り付けてるけど)改修がなされていて、実際にはタナゴ類はほとんどいません。二枚貝もありません。
魚がたくさんいるような雰囲気で写っていたのは、実は筑後川水系ではなく、矢部川水系の某水路です。なので筑後川〜水路〜水車とあって、その下流があの地点であるかのような演出はちょっと、やらせかな・・と・・。
そして釣りをしているおじさんの次に、怪しげな笠をかぶって投網を打っていたのは、私です。決して地元民ではありません。淡水魚を採って食べる文化はもちろんありますが、あんな感じではないと思います。おやおや?網で魚を採っている人もいますよ、的な演出はどうでしょうか。
まあ筑紫平野には掘割があって、それは農業用に作ったんだけど魚もたくさん棲んでいて人と共存している、という話が伝わればよいのかもしれません。テレビとか新聞とかはおおむねそのようなものなのでしょう。
終盤の子供たちが喜んで魚を見たり採ったりしていたシーンはよかったです。自分も調査をしているとよく囲まれますが、客観的に見るとあんな感じなのかとよくわかりました。
余談ですが、調査中に子供に囲まれると、何している人なのか、とよく聞かれますので(まあアヤシイ)、そのときには威厳がある感じで、「HAKASEである!」と言う事にしています。今のところ、HAKASEには何か凄そうなイメージがあるようで、とりあえず「スゲー!!HAKASEなん!」とか言って尊敬の眼差しを向けてくれます。そこでさらに追い討ちをかけるように、巨大なモクズガニやフナなどをタモで捕まえて、余裕ぶって「あげるよ、いくらでも採れるし」とか言ってみたり、「この大きなタモ網は長く修行しないと使いこなせない」とかつぶやいてみたりすると、さらにヒーロー度が高まります。魚好きなちびっ子には夢を与えたい。