オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は午前中デスクワーク。午後は出身研究室に保管していた冷凍二枚貝標本を受け取りに。冷凍庫を買ったのだ。今年はこれらの標本を中心に、九州のイシガイ類を色々と調べたいです。
三重大学の淀先生のブログに以下の論評が出ていました↓
http://blogs.yahoo.co.jp/gyozo_common/14906549.html
福井新聞の記事だそうですが、本来福井に生息していなかったアマゴを放流した結果、在来のヤマメと交雑し、ヤマメ(サクラマス)の体サイズが低下して、マス寿司の原料としての価値が低下するかもしれないという内容のようです。非常に興味深い内容です。この内容そのものは論文とかになっていないのかな?
それと本庁担当の方から教えていただきました↓
http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/120203.html
『「農林水産省生物多様性戦略」の改定について』
時代は刻々と変化していきます。今いる生き物たちをあと10年持たせることができれば何とかなるのでは、ということを最近考えています。国が方針を出して、それが県や市町村の現場担当までいきわたるのに、早くても5年はかかるでしょう。
少なくとも九州北部では、かなりの勢いで、生物の生息場が破壊され、その多様性が消失していっています。現在進行中なわけです。今なんとかしないと取り返しがつかない、危機的な状況だと思っています。