オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

本日は室内仕事。
「園児、ホタルの幼虫放流(リンク)」
水路改修で減少したのに、水路はそのままで幼虫を放流するというところは引っかかります。それとも改修後に水路の環境は元にもどっているということでしょうか。もしそうではないなら、棲めなくなったから減ったわけで、そんな棲めなくなった場所に放流されたホタルはちょっと「かわいそう」な気がします。
良い点としては放流した幼虫が同一水系近傍地域産であるということ(遺伝的撹乱に配慮)と、採集した5匹の親ホタルから採卵して得た1200匹の幼虫であるということ(原産地での個体群への影響が軽微)でしょうか。こういう部分が前面に出てくるのは良いことで、時代が変わりつつあることを実感します。
まあでも、放流中心の生物の保全はすでに過去のものです。今後は生息環境の再生を中心にすえて、若干の普及啓発のためにこういうイベントをつけていくような形が良いと思います。