オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今年は弱音を吐かずに強く生きていこうと思います。粛々と作業。

シーボルト(編)、Fauna Japonicaでは日本を代表する様々な生物が新種として記載されています。これもその1ページ。ドジョウとシマドジョウです。残念ながらドジョウの方はこれより前に中国から記載されていたものと同種とされ、シーボルトコレクションから記載されたこのドジョウの学名は現在無効名となっています。ふむふむ。シマドジョウの学名の方はさらにややこしいことになっているので、解説はまたいずれ。
シーボルトのファウナヤポニカの高精度図版はここで見ることができます(リンク)。右端に検索もあるのでキーワードをいれると目的のページへ飛ぶのですが、記載時の学名なのでちょっと難しい。そこでまずは京大図書館のこのサイトに行きます(リンク)。そうすると当時の学名と和名の対応がわかります。もちろんこの画像も十分、きれいです。当時シーボルト(とビュルゲル)が集めた標本がどんなものか、よくわかります。とりあえず言えるのは尋常じゃない努力量だということです。

今日は古文献もだいぶ探していました。これはBasilewsky(1855)という文献にあった図版。なかなか味わい深い図が多くあり、良い文献でした。このドジョウは背中からグネグネした感じで書かれていますが、このカットわりと多いみたいです。