オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

この夏は観察会続きで、研究時間がほとんど確保できませんでした。が、昨日に共同研究者氏から解析データが送られてきました。おおお、という納得かつ驚きの内容でした。良かったです。少しずつですが、なんとか進んでいます。

泥鰌属4種(?)。見た目が違うので遺伝子も違うとにらんでいましたが、すべて正解!闇の力である−泥鰌眼−が覚醒したかもしれません。
それにしてもやはり、日本列島のドジョウ属の多様性は過小評価されているように思います。すべて同じ「ドジョウ」ではなく、各地に固有の集団はありますし、そのうちのいくつかは明らかに別種として認識できるほど、異なるものです。
残念ながら人為的な放流行為により、その地域にはいなかった「外来の」ドジョウが各所で出てきており、自然遺産としての日本列島のドジョウは危機的な状況です。とにかく大事なのは、ドジョウを放流しないでね、ということです。よろしくお願いします。