オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

休日なのに仕事してます!偉い!といっても昔に採った水生昆虫の同定作業とリスト作成なので、仕事なのか趣味なのかわかりませんが・・

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2008年8月に訪れた南西諸島某島。素晴らしい湿地帯の風景。

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こちらも、良い感じ。

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左上がコガタノゲンゴロウ、隣がコガタガムシ、真ん中がヒメフチトリゲンゴロウ、右下がトビイロゲンゴロウ、その隣がコガタノゲンゴロウです。12年前、あれらの湿地帯には確かにたくさんの水生昆虫がいたわけですが、近年壊滅的にいなくなってしまったのだそうです。信じられません。ということでその変遷をまとめた論文を共同で進めています。日本の湿地帯はどんどん、確実に、悪化しています。なんてことのない水生昆虫がいなくなる、ことが積み重なればいつか人間社会にも悪影響は出てくるのではないでしょうか?ウナギが採れない、アサリが採れないというのは、本当にこうした積み重ねと無関係なのでしょうか?考えて、解決に向けて、取り組まねばいけない時期に来ているのだと、私は思います。そしてやっぱり誰も興味がないという状況はよくないのです。興味をもってもらうところは重要だと思うのです。そうしないと守ろうとも思わないでしょう。その存在を、世間に見せ続けていきたいと思います。