オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は遠方からお越しの共同研究者との合同調査でした。ここ10年ほど調査をしている某川に行ってみましたが、荒廃していました。

魚が少なすぎます。一同落胆しました。わかっていたこととはいえ、現実は厳しいです。再生するとすれば、というアイデアはあります。あとはやるかやらないか。ここから先は社会の問題。どういう社会を目指すのか。このまま滅ぶのか。

 

そんな川でもがんばって生きている美しいオイカワ!最高峰の婚姻色です。

そしていつもながら素敵なカマツカ!まだ生きている魚たちはいます。川は死んではいません。

せっかくの合同調査なので、昼間から生物多様性の恵みも食べました。我々の研究は直接的にはこうした豊かさを守ることに関係ないように見えるが遥かその先でつながっているのだとかなんとか言いながらいただきました。おいしかったです。

エツの刺身!この時期ならではです。

マジャク(アナジャコ)のから揚げ!いつもおいしい。

たくさんいた何でもない魚たちがいなくなってしまうということは、我々の日常の何気ない食べ物たちがいなくなってしまうということです。何でもない魚たち虫たちその他諸々の生物たちがかつてのようにたくさんいる状況をがんばって再生していかなくてはいけません。