オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

昨日はシンポジウムで長崎県波佐見町に行っておりました。非常に良いシンポだったかと思います。最後のパネルディスカッションは盛り上がりました。色々な立場の人がそれぞれ意見を出し合って、それぞれの意見の真ん中ら辺で合意形成して、その上で川づくりが出来ればそれは大変素晴らしいことです。
日本では川の安全はある程度の高い水準に達しているのでしょう。今後はそこに生活する野生生物のことも考えた川づくりを展開していくことが可能な時期になってきていると思います。もちろんさらなる安全を望む声を止める権利は誰にもありませんが、でもやっぱり生き物がたくさんいたほうがいいじゃないか、という考えは多くの人が持っているようです。自然環境に対する認識はここ数年で大きく変わってきているようです。安全と環境の線引きを、研究者や技術者や行政はうまく行っていくことができるでしょうか。川の周りで生活する人々と川の中で生活する多くの生物が共存できる社会は意外に早く訪れるのかもしれないと思った次第です。もっと努力していかなくてはと強く思いました。

ところでシンポの最中にあるおじさんからの質問に私、うまく答えられていませんでした。某河川でコレコレこのような魚がいるんだけど何だろうか、っていう質問でしたが、うーんドンコじゃないでしょうかと私は答えました。しかしながら後で会場にいた知り合いの方にご指摘を受けましたとおり、たぶんその魚はカジカです!たぶん間違いありません!!うう・・これが思いつかないとは一生の不覚・・。おじさん、ゴメンナサイ・・。出来うるならば訂正したい。というわけではまだまだ修行が足りませぬ。