オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

中国で食べた淡水魚介類その3

ということで続きです。

コクレンHypophthalmichthys nobilisです。ソウギョ、ハクレン、アオウオと並ぶ四大家魚のひとつ。今回はとある店にて、水槽で生かしてあるコクレン一尾を3種類の料理にして出すというメニューがあったので満場一致で注文。写真は水槽からすくわれてこれから料理されるコクレンです。

まず出てきたのは頭のスープ。四大家魚(ソウギョ、アオウオ、ハクレン、コクレン)の中では一番おいしいという記述を以前に何かで読んだことがあったのですがたいへんおいしい。

次に出てきたのは尻尾の煮付け。これもおいしい。

最後に出てきたのは身の部分をとろっとした何かと一緒に炒めたもの。プリプリとしていてこれもおいしい。香辛料の使い方など料理法も良いのではないかと思うのですが想像以上でした。コクレンの実力を知りました。

中国でも人気のコイです。これはコイと豆を煮たもの。コイ臭いといえばコイ臭いのですが何故かおいしい方向にコイ臭いのです。

ギギの仲間のスープ。この料理は全く臭みがなくとろとろしていておいしかった。

時魚ということで出てきたもの。本物のジギョはTenualosa reevesiiという種類で産卵のために海から長江などに遡上してくる回遊性のニシンの仲間です。最近は激減したということで厳重に保護されているらしく、今回食べたジギョが本物かどうか不明です。いずれにしろ近縁な種類だと思いますがこの料理はたいへんおいしい。少し干したものに味付けしてあるのではないかと思いましたが、やはりニシン目の味はコイやナマズとは違って万人受けしそうです。

帰りの飛行機(中国東方航空)の機内食のウナギ。中国産のウナギだと思いますが、あまりおいしくなかったです。
食べ物シリーズは以上です。次回は町の風景などを。