オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

明日明後日と調査なので今日は粛々とデスクワーク。投稿中の論文がなくなってしまったので色々と仕込んでいます。しかしなかなかまとまらず。
そういえば久々に月刊むしに短報を投稿しました。
中島 淳・林 博徳・小崎 拳(2009)フナの死体に群がるハイイロチビミズムシ.月刊むし 465: 44-45.
商業誌にもかかわらずこんなマニアックなムシネタを載せてくれるのはありがたいことです。しかし残念ながらカラーページには載らず。タイワンツバメシジミとかの隣にハイイロチビミズムシが載ってたらカッコ良かったのに。たぶんフナがカラーだとキモいからだろう。ということでここにこっそりとカラー版を載せます。

些細な知見でも公表しておけば、やがて大きな研究の礎石になる・・かもしれません。まあ自然史研究とは本来こういうものがメインと言えましょう。それにしてもこいつらフナの上で何しているんでしょうね。ハイイロチビミズムシは九州北部のため池では超普通種ですが、その生活史についてまとまった知見はほとんどないようです。生物の世界はまだまだ謎に満ちているのです。