オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

本日は某河川の調査でした。全面コンクリート張り。平均水深1センチあるかないか。なんだこれ、こんな川には何もいるはずない!

かと思いきや実際はそんなことはなくて、メダカやドンコやトウヨシノボリ、カワニナ、モノアラガイ、シオカラトンボ、コカゲロウの一種などなど多くの生き物ががんばって暮らしていました。なかなかたくましい。様々な理由から三面コンクリートのこの川ですが、普通種とは言え多くの水生生物が棲んでいるのでちょっとした工夫をもう少しできたら良いのにと思いました。

例えば水面が無駄に広がっているので、流路を絞ってそこに自然石を並べるとか。そして低水敷の部分に窪みをつくって水や土がたまるようにするとか。すごく珍しい生物はもう絶滅してしまって二度と戻って来ないんでしょうけど、でもまだ生きものはいるんですから、今いる方々が少しでも楽に生活できるような構造的工夫が必要なんではなかろうかと思いました。