オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日はこのあいだ死んでしまったガーの剥製作成を目指して解体(を実際にしてくれたのは後輩・・)。

今回は耳石も取り出して越冬しているかどうかの確認をしたい、ということでまずは耳石探し。耳石は木の年輪のごとく成長の過程が刻まれつつ大きくなっていくのですが、冬季に成長が鈍ると輪紋の幅が狭く、夏季に成長が早まると広くなります。これを見ることでこの個体が実際に野外で冬を越えていたのかを推察することができます(普通飼育個体は水温一定なので輪紋の幅が一定になる)。

鰓とか心臓とか。パーツを外していくわけです。しかし参加者が全員、事前にガーの耳石がどこにあるのか予習をしておらず、難航。当然参加者は耳石をとった経験がありますが、魚種によってその位置やサイズは様々です。

そしてついにこの場所から発見(ピンセットの先端)!魚類学者には普通の光景ですが、閲覧注意画像になっていたらすみません・・・

これがアリゲーターガーの耳石です!やりました。W谷君どうもお疲れ様でした。で、結局今日はすべて終わらず続きは数週間後ということになりました。もし参加できたらまたその時の様子なども当ブログで紹介したいと思います。