オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

論文

Hayashi, M., Yoshitomi, H. (2015) Endophallic structure of the genus Zaitzeviaria Nomura (Coleoptera, Elmidae, Elminae), with review of Japanese species. Elytra, Tokyo, New Series, 5: 67-96.
ヒメツヤドロムシ属のレビューと一新種の記載です。ということで日本産ヒメツヤドロムシ属4種(マルヒメツヤドロムシZ. ovata、ヒメツヤドロムシZ. brevis、ホソヒメツヤドロムシZ. gotoi、クリハラヒメツヤドロムシZ. kuriharai)の形態的特徴を整理するとともに、島根県からヒメツヤドロムシ属の新種、サンインヒメツヤドロムシZaitzeviaria sotai Hayashi & Yoshitomi, 2015が記載されました。外部形態とオス交尾器形態から区別可能ということです(別報で遺伝子でも区別できることが示されています)。一見するとマルヒメツヤドロムシZ. ovataに似ているとのことなので、手元のovataを見返してみましょう!来る来ると言われていたヒメツヤドロムシ・ブームがついに到来する予感です。