オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

週末は都会へ会議。無事に戻って、ポン氏の七五三お祝い食事会などをこなしておりました。もう今日はやる気しないので本とか読んでいます。

前に買って積んでいた昭和17年出版の魚の飼育法に関する解説本。1942年ですよ!

水槽飼育おすすめの魚一覧。おおむね妥当な気がします。ただ飼育したことはないですが、ゼニタナゴは少し難しいと聞いたことがあります。関東ぽいラインナップですがイチモンジタナゴに少し違和感。著者は堺市立水族館長とあるので関西という点では普通にありうるとも言え、であるならなんでゼニタナゴやタナゴ、という気もして、なんとも興味深い一覧です。

魚を生きたまま運搬する容器も興味深いものでした。容器の重みと運搬時の振動を利用してポンプを押してエアーを出すというもののようです。この実物は一度見てみたいものですが、どこかに残っていたりするのでしょうか。

巻末の飼育可能魚一覧の部分では、アユモドキの名前もありました。飼いこんだら強いけどそこまでもっていくのが少し難しい、ということで、少々玄人向けだったようです。

熱帯魚の飼育法も熱いです。当然、当時は電子サーモスタット&ヒーターなんてないので、保温には苦労した様子がうかがえます。温室を用意して練炭をたくか、小型水槽ならアルコールランプかブンゼンバーナーで熱する、とあります。特に後者は調整に相当の熟練が必要とあります。どう考えても熟練が必要そうです。