オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

ビオトープ調査。某地にビオトープ公園をつくるという話で、単に掘って水がたまっただけで何もいれていませんが、かなり良い感じの湿地帯に。

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カワツルモが勝手に大群落をつくっていて感動しました。湿地帯は再生するのですねぇ。。

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色々な水生昆虫も勝手に棲みついていましたが、ここではチビマルガムシが多産していて良かったです。県内ではあまりみかけません。甲虫はほかにハイイロゲンゴロウ、コガタノゲンゴロウ、ヒメガムシ、キイロヒラタガムシ、ルイスヒラタガムシ、ゴマフガムシ、ヤマトゴマフガムシが確認できました。

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コミズムシ属とかチビミズムシ属とかは無限に湧いていました。場があれば湿地帯生物はどこかから勝手にやってきて、勝手に増殖します。こうした湿地ビオトープが各地に出来れば生物多様性保全の大きく貢献するでしょう。くれぐれも、池をつくってコイやら西洋スイレンやらの外来種を放流したり植えたりしてはいけませんよ。

 ところでここは2年ほど前から水がたまっているのですが、何故か昨年からヌマガエルが繁殖しています。立地的にとても歩いてこれるとは思えないのと、一般人立ち入り禁止なので、どこから飛来してきた鳥(サギ類?)がここでオタマジャクシを吐きだしたとか、そういう由来かと考えています。しかしどこからやってくるのやら・・。上の写真に写っているオタマジャクシがヌマガエルです。