オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日の水生昆虫はマルガムシHydrocassis lacustrisです。北海道~九州の清流に生息します。すなわち流水性ですが、泳ぐのは上手ではなく、渓流の岸際の水中の落ち葉や流木などの上を歩き回って暮らしています。幼虫も同様の場所でみられます。産卵はそうした場所の河川敷の湿った石の裏で行い、石の窪みに数個の卵を産み絹状の糸で覆って蓋をすることが知られています。意外に大きくてかっこいいです。普通種ですが、そういう所に行ってそういう探し方をしないと出会えないので、あまりなじみのある水生昆虫ではないかもしれません。ぜひ探してみてください。