オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は調査でした。良い湿地帯に出会えて浄化されました。

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水槽写真のようですが、現地で防水デジカメを沈めて撮影した生態写真です。ミズオオバコとキクモの楽園です!

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ガムシです。大きいやつです。

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キベリクロヒメゲンゴロウです。真っ黒と思いきや縁はやや黄色くおしゃれなゲンゴロウです。スイカの種に似ています。

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コシマゲンゴロウです。上翅の模様は繊細で美しいです。

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ヒメゲンゴロウです。普通種で地味と思われていますが、上翅の斑紋は細かく独特でこれもまた美しいです。

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シマゲンゴロウです。くろむし屋のロゴにもしているくらいで、個人的に一番好きなゲンゴロウです。久しぶりに出会いました。やはり、シマゲンは、良い。。

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アカハライモリです。先ほどの池にいました。良い物件にお住まいです。

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二ホンアマガエルのオタマジャクシです。赤くなり顔が膨らむのは捕食者に対する変化(表現型可塑性)という研究があったかと思います。それですね。

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これは少し別の場所にて、モクズガニです。あんまりモクズガニがいそうもない水たまりでした。

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池のほとりでギンヤンマがイオウイロハシリグモに襲われていました。ずいぶんな体格差ですが、すごいハンターです。

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ということではじめの写真の場所を水面上から撮ったものです。素晴らしい風景です。ものすごく大事なことですが、この池にはアメリカザリガニスクミリンゴガイジャンボタニシ)もウシガエルもいませんでした。かつては各地にこうした風景が普通にあったことが知られています。つまりこれが本来の日本の湿地帯の風景の一つということです。外来種が侵入していない湿地帯はまだ残っています。すでに手遅れなんてのはウソです。侵略性のある外来種の対策は必要です。