オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は長らくかかわっている某ビオトープの活動でした。課題は、増えすぎた、ヒメガマの管理!駆除です。

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こちらが事前↑

こちらが事後↓

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 いつもより参加者も多く、かなり除去できましたが、根はまったくとりきれていません。折々個人的に駆除活動を続けたいと思います。放っておくと池が陸になってしまいます。もちろんヒメガマは在来種で、池がこうした植物に覆われて陸化するというのは自然の遷移であるわけです。しかしながら、ここは生物多様性保全を目的としているものですので、常に生物多様性が高い状態を維持するために、またいくつかの希少種の生息環境を維持するために、湿地帯としての遷移段階を時折「初期」にリセットする必要があるのです。こうした生物多様性保全のための「場づくり」は、特に湿地帯においては、どういう状態を目標にするのかという合意を形成しておくのは重要です。手を入れないことが必ずしも良い結果を招かないということは、よく知っておく必要があります。もちろんあえてヒメガマが繁茂した状態の池を維持することがベストという場合もありうるわけです。ただし、ここではそうではないということです。