オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

ずいぶんと間が開いてしまい申し訳ありません。いろいろと物事が動き出して、各地に調査に行ったり、観察会があったり、滞っていました。

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ということで今日の観察会にて、コガタノゲンゴロウです。やはり大型の水生昆虫は迫力があり、お子様方の人気も高いです。そして私もこれは超絶かっこいいと思います。良い色、形・・。ちなみに飛ぼうとして体を震わせているところ(結局飛ばなかった)。

今日の観察会は止水のビオトープ。少人数で午前、午後1、午後2と時間をずらしての連続水生昆虫観察会。なんどやってもきちんと何か採れるので良いし、毎回採れる種が微妙に違って良いし、参加者(お子様)の反応ポイントも違って良いので、ライブ感あって楽しかったです。ギンヤンマのヤゴをたいそう気に入ってずっと触ってた女の子がいて、今回ここに来なければ生涯触る機会がなかった可能性もあることから、やはりこういう環境教育は重要だなーと思った次第(なお触られ過ぎて死なないよう私は見ていたのでギンヤンマヤゴ君は無事です)。

こうした観察会は何度もしていますが、お子様方にとってはハイイロチビミズムシもチビゲンゴロウも、十分に主役になりうることがよくわかります。生物多様性保全を理解する上で大事なのは、実際に入って捕まえて、何やら多様な生命がざわめていること、存在していること、これを感じることなのだと思います。それが環境教育として重要です。大人が変に気を回して、大きな派手な生き物だけ見せたり、ましてや放流なんかさせる必要はありません。