オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

先日にK先生にもらった九州瀬戸内海側の干潟の生物を標本にしました。K先生は主に甲殻類を調べているのですが、現在福岡県レッドデータブック改訂中ということで、気になる干潟生物をとっておいてくれています。ありがとうございます。

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これはホシムシの仲間で、サメ肌なので、アンチラサメハダホシムシという生物に似ている気もするけど、ものの本によれば解剖しないとわからないらしいので私には同定できません。もしアンチラサメハダホシムシであれば、福岡県RDB2014では情報不足になっています。

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同所にいたということで同封されていたこれは、イソギンチャクの一種と思われるけれども、干潟性ということからしてイシワケイソギンチャクの仲間なのだろうか・・うーむ・・。ものの本によれば近縁な未記載種もいるとか書いてあるので、私には同定できません。福岡県RDB2014には干潟性のハナワケイソギンチャクという種が準絶滅危惧で入っています。ただ、それは有明海特産種と書かれているので、この種とは別の種なのでしょう。

 

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そして同所にいたというこれはアゲマキに見えるけれども、ものの本によれば瀬戸内海側では消滅したとあります。けど、九州の瀬戸内側の干潟にはいるもの?福岡県RDB2014では絶滅危惧IA類となっています。

こういうのはやはり知識の一番外側を知っていないと、わからないこともわからないのです。でも調べるのは楽しいです。君も湿地帯戦士にならないか?調べることはたくさんあるぞ!